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42年ぶりの九州、その5,鳥以外の生物

九州旅行では鳥以外の生物との出会いもあった
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トビハゼ
有明海の干潟には無数にいて、干潟の土の上を跳ねている
東京湾以西の干潟でよく見る魚で、シギチドリを干潟に見に行くといつも見る魚
有明海でこの魚を見て、ムツゴロウを見たと喜んで帰った人も多い事だろう、違いますよ
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本当のムツゴロウはずっと少なくて、岸辺からはなかなか見られない
トビハゼより大きくて、体に小さなブルーの点が散らばっている
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背びれを立てると、トビハゼとの違いは一目瞭然、トビハゼと違って有明海の特産種
この魚を獲るむつかけという特殊な漁法があって、実際に行われているのも見た
道の駅では干物や煮つけにして売られている
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シベリアイタチ(チョウセンイタチ)、佐賀市内の遊水地の岸辺を走る
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我が家の近所でよく見るニホンイタチと比べると一見して尾が長いのが分かる
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クロマダラソテツシジミ、♀
博多の金印の出土地として有名な志賀島を訪れると、神社のソテツに群がっていた
元々日本にいなかった蝶で、最近日本の南西部で見られるようになった
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クロマダラソテツシジミ、♂
今やソテツの害虫として駆除対象となっているそうだ、今では川越でも見られるらしいけど、
見たことが無くて、今回ここで初めて見た
42年ぶりに訪れた九州、今回は天候に恵まれなかったので、近いうちに再チャレンジしてみたい
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42年ぶりの九州、その4,小鳥たち

佐賀県の鳥と言えばカササギ、以前訪れた際には至る所で見たカササギがちっともいない
こんなに少ない鳥だったっけ?ようやく見つけたある農家の脇
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幼鳥が何かで遊んでいた
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日本でカササギを見るのは40年ぶりくらいかな、海外ではとてもよく見る鳥
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佐世保の烏帽子岳に行ったら、山頂は霧で何も見えない、霧の無い場所まで降りてきたら電線にエゾビタキがいた
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エゾビタキが飛んで行って、戻ってきたと思ったら今度はオオルリのメスだった
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遊歩道にはコサメビタキがいた
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コサメビタキは地味だけどファンの多い鳥で、鷹の渡りを見に行くと大抵出会う
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コゲラもいた、亜種キュウシュウコゲラという事になっているけど、本州のコゲラとどこが違うのか全く分からない

42年ぶりの九州、その3,鷹の渡りは一勝一敗

この時期の北部九州、バーダーならすぐに分かるもう一つの目標
そう、鷹の渡りだ、悪天候の中をとりあえず行ってみた
9/17は終日止み間の無い雨で、大雨警報が出る始末、鳥見は一切できず
翌18日も朝から雷雨、佐世保のホテルは停電を繰り返し散々なスタートとなった
やっと止んだのでとにかく行ってみようと、烏帽子岳に向かった
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ここはアカハラダカの渡りで有名な場所だけど、分厚い雲に阻まれ全く飛ばず
辛うじて見られたのはハチクマ7羽とチゴハヤブサ1羽だけと惨敗
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顔がサシバみたいなハチクマ
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チゴハヤブサは遠かった
18日中に博多に移動する、途中何度も激しい雷雨に遭遇した
19日は好天、博多の油山にまた渡りを見に行く、ここはハチクマで有名な場所
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ハチクマの群れが次々と通過してゆく、ハチクマの鷹柱は見ごたえがある
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大きな群れは40羽を超える数、地元でカウントしている人の話ではこの日は今年一番の個体数だそう
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ここは数は多いけど、遠いのが泣き所、その分カメラマンは少ない
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ハチクマたちは、ここから五島列島を経由して東シナ海を横断して大陸へと向かう
南西諸島沿いに台湾を目指すサシバとは、行き先は同じ東南アジアでも渡りの経路が違う
ハチクマ達の旅の安全を祈らずにはおれない
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群れでなく、一羽がポツンと高空を飛んできたと思ったらミサゴだった

42年ぶりの九州、その2

今回は東よか干潟のシギチドリ、そもそも今回の九州これを見に来た
ここのシギチドリは種数、総数ともに関東より格段に多く、昭和の頃の東京湾を思い出す
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ダイシャクシギとホウロクシギ
大型のシャクシギはシギの中でも見ごたえのある鳥、声がまた良い
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ホウロクシギの幼鳥は嘴がまだ短い
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シギチドリの群れ
ここに写りこんでいるのは、ダイゼン、ハマシギ、オバシギ、コオバシギ、アオアシシギ、ソリハシシギ、キョウジョシギ
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オオソリハシシギとダイゼン
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飛翔するチュウシャクシギとオオソリハシシギ
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干潟前の柵にとまるオオソリハシシギとダイシャクシギ
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ダイゼン2羽、右の個体はかなり夏羽が残っている
9/15,16の2日間で東よか干潟で記録したシギチドリ(順番は適当)
ダイゼン、メダイチドリ、オオメダイチドリ、シロチドリ、キョウジョシギ、キリアイ、ハマシギ、トウネン、ソリハシシギ、オバシギ、コオバシギ、アオアシシギ、カラフトアオアシシギ、コアオアシシギ、アカアシシギ、オオハシシギ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、ダイシャクシギ、ホウロクシギ

42年ぶりの九州、その1

9月14日昼前、僕はバスから博多駅へ降り立った
キングオブ高速バス、はかた号がバスタ新宿を出発したのは前日の21時、実に14時間のバスの旅だった
LCCの安い航空券を使えば、もっと安く早く来れる、ただこのバスに乗ってみたかった
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とりあえず天神様を参拝、鳥が出てくれる事を道真公にお願いをした
佐賀のホテルで、元国際バードガイドのH先輩と合流し翌日の探鳥のための英気を養った
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翌朝15日、早朝に宿を出た我々が向かったのは、言わずと知れた東よか干潟
広大な有明海の干潟の上には無数のシギチドリが群れていた、これが見たかった
今は見る影もないけど、かつては東京湾もこうだった
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もうクロツラヘラサギの群れが来ていた、合計10羽を見る事が出来た、足輪付きもいる
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世界的には希少種だけど、日本では割と見る機会の多い鳥で、特に沖縄ではよく見る
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突然シギチドリの群れが一斉に飛び立った、思った通りハヤブサが獲物を捕らえて飛んできた
周囲に沢山のカメラマンがいたけど、目の前に来て初めて気づくのでカメラが全く追いつかない
そう、まず空を探して早い時点でハヤブサを見つける事が大事なのだ
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ハヤブサは悠々と去っていった
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クロツラヘラサギも飛ぶ、翼端が黒いのは幼鳥である証
この鳥はサギと名がつくけどトキの仲間なので、飛ぶ姿はサギとはだいぶ違う
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遠くにズグロカモメ2羽が降りていた
クロツラヘラサギ10羽にズグロカモメ2羽に対して地元バーダーたちはほぼ無反応
東京湾だったら在京バーダーが狂喜乱舞する所だけど、さすがに土地柄が違う事を実感した

初秋の越辺川を歩く、サシバ、ノスリなど

9月13日、坂戸市の越辺川を歩いてきた
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木の枝の向こうにいたのはコサメビタキ、ひどい絵だけど、これしか撮影できなかった
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河原ではウラナミシジミが吸水していた、この蝶は秋になると地元に現れる
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隣で吸水していたコムラサキは飛んで草にとまった
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はるか高空をサシバが渡っていった、高すぎる
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ノスリもいた、ミニ鷹柱を作っている
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白っぽい別個体のノスリ
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上空のノスリを狙っていたら、手前を別個体が横切って行った
ノスリは4羽が入り乱れて飛んでくれた、もう鷹の渡りのシーズンに入ったのだなあ
こういうのを見ると鷹の渡りを見に遠出がしたくなる
プロフィール

凸凹ダック

Author:凸凹ダック
埼玉、川越市を流れる小畔川のほとりに住んでいます
近所の身近な自然や、大好きな旅行、そこで出会った鳥や生き物を紹介したいと思います

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