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小さい秋見つけた、小畔川9月17日

秋晴れの朝を向かえた9月17日、満を持して小畔川の土手を歩いてきた、この日は午後用があるので朝9時までの限定だ
前日少し立ち寄った川島町で、ツバメの群中に相当数のショウドウツバメを見た、これは期待がもてる
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小畔川の土手はヒガンバナが見頃となっていた、その数もこの数年で大分増えた
ヒガンバナは以前触れたように史前帰化植物、だから人里近くにある、日本に入ったものは普通実を結ばない
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どこにでもある普通種なので、写真を撮ろうとすると欲が出てしまい、かえって失敗してしまう、もっと素直にいこう
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キジが来た、今年生まれの最近親離れしたばかりの♂だ
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お次はカルガモ、普段ならまずカメラを向けないカルガモも、花と一緒なら話は別だ
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続いてチュウサギ
ここでたっぷりバッタやコオロギを食べて南へ渡るエネルギーを蓄える
そういえばチュウサギって、あまり魚を捕えたところを見た事がないなあ
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セッカ、刈り取り寸前の水田にはセッカが飛び回っていた、セッカはもうすぐひっそり目立たなくなってしまう
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水田脇の水路には護岸の上をイソシギが歩く、近づくイソシギに怯えるスズメ、珍しいシーンだ
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イソシギ
イソシギは近所で一年中見られる鳥だけど、意外に良い条件でその姿を見る事が難しい
個体数も少なくて、Common Sandpiperと言うほどcommonな鳥ではないというのが実感
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クサシギ
暗い水路の中にはクサシギが隠れていた、やっと旅鳥らしい鳥が出た、でもクサシギは冬もいる
クサシギの飛び立つ時に出す声は、哀調を帯びた実に趣深いものだ、出来れば夕方に聞きたいのだけど
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アオサギ
時間の制約があるので、2時間ほどで引き揚げる、帰り道アオサギが飛んできた
アオサギ、最近増えたなあ、減少著しいコサギとは対照的、この変化は何が原因なのだろう
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雨の横田基地で鉄の猛禽を見る

三連休初日の9/15は朝から雨、鳥見も出来ないので、折しも開催されている横田基地友好祭に出かけた
このブログで何度も書いているけど、僕は飛行機が好き、でも乗るのが好きなので対象は旅客機だ、軍用機は詳しくない
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基地内に入って滑走路に出ると、早速オスプレイに中を見ようと雨中にもかかわらず長蛇の列、すごい人気だ
オスプレイは日本では危険な飛行機のレッテルを貼られてしまったけど、マスコミ等の反応がヒステリック過ぎるなあ

近年の自然災害の多さを見ると、オスプレイの滑走路無しで迅速に物資や人員を運べるメリットは計り知れない
危険性ばかりが強調されて、利点の方はほとんど報道されていない、戦闘機だと思っている人も多いのではないかな
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巨大輸送機C-5
サメが口を開けたよう、とにかくでかい
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機内では兵隊さんが米軍グッズ(Tシャツなど)を売っている、米ドルでも買い物ができる(ただしレート悪い)
お客は意外や中高年が多くて、ミリオタみたいな若者の姿もちらほら
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基地内にはこんな車もあった、こんなの乗って鳥を探したら気持ちいいだろうなあ
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A-10サンダーボルト
機首部分のごついガトリング砲がとても目立つ
砂漠でこんなのに空から襲われたら、イスラム過激組織もひとたまりもない
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F-16
戦闘機らしい戦闘機の展示は少なかった、F15とF16があったけど、F15は周囲に人が群がって撮影できず

F-16ファイティングファルコン、名前がいいなあ、戦うハヤブサだもの
ストⅡのガイルのステージの背景の機体、と言って分かるのは幼少期に相当ゲームをやった人だ
息子のサマーソルトキックに勝てなかった昔を思い出した
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雨が止まないので早めに切り上げて、国道16号沿いのピザの有名店、ニコラで昼食
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国道16号を走って横田基地に差し掛かると、否応なく飛び込んでくるこのおじさんの笑顔
ああ、あそこかと思う人も多い事だろう、実は今回初めて入店した
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普通においしいピザをいただく、友好祭中というのに混んでいない、雨のせいかなあ
満腹になったところで、八高線の東福生駅までを歩いて帰路についた


秋はゆふぐれ、カラスもねぐらへ帰る

埼玉の酷暑もようやく収まって秋の気配が濃厚になってきた
秋の夕暮れというとカラスの声がどこからともなく聞こえて来る、今回はカラスについて
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鳴くハシボソガラス、2015年6月21日自宅付近
カラスは身近な鳥だけあって、カラスにちなむ話には洋の東西を問わず事欠かない
僕は時代劇が大好き、そのジャンルの一つに股旅物がある、主人公は渡世人、別名は旅がらすだ

今の若い人は旅がらすと聞くと、群馬に行った人にもらう土産の菓子と思うかも知れない
旅がらすって何なのだろう?
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水浴びするハシブトガラス、元祖カラスの行水だ、2013年10月27日自宅近く
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同じ水たまりに2羽のハシブトガラスがやってきた
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ささいな事から喧嘩になった
カラスって一年中身近にいる鳥だ、昔の人は何から旅がらすという言葉を思い浮かべたのだろう
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ミヤマガラスの群、2013年1月23日鴻巣市
ミヤマガラスの群が関東で冬に見られるようになったのは、今世紀になってからだ
以前は北部九州でしか見る事は出来なかった、たしか秋田に小群が現れたのが東日本では最初だった

リアル烏合の衆?
この種は日本では繁殖しないのだから正真正銘の旅がらすだ
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ワタリガラス、2012年8月14日、ウランバートル近郊
名前だけならワタリガラスの方が似ている、でも日本には北海道の一部に少数が越冬に訪れるだけの珍鳥
カラスは不吉な鳥と忌み嫌われる事もあるけど、知能も高く鳥の中では進化が進んでいるグループ
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イエガラス、2016年7月9日ブータン・ティンプー
東南アジアに行くとよく見る鳥で、ハシボソガラスより少し小さい
この個体は上嘴が伸びてしまい、チュウシャクシギのようになってしまった珍しい例

仕事漬けの週末と下村兼史写真展

9月8日、9日の土日は連日仕事で週末は休みなし
フィールドに出る事もままならないので、今回はイベントの紹介

「或る日の干潟」という、戦前の科学映画を見た記憶のある人は相当の年輩の方々だ
1940年制作の日本の野鳥を紹介したパイオニア作品で、この分野不滅の金字塔と言っても過言でない
この映画を作ったのが下村兼史なのだ
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今回の写真展の開催には、僕の鳥の師匠であるS先輩も関わっている
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当時の未発達な撮影機材で、野生の鳥を撮影する事は至難の技だったに違いない
昔の望遠レンズ(超望遠などという物は無かった)は凄まじい収差で、まともな画像を得る事が出来なかった

今、僕がいつも胸ポケットに入れているコンデジは、望遠側600mm相当まで撮れるのだけど
それ未満の解像、それ未満の焦点距離の機材で撮影なのだ、ちょっと信じられない

今は機材が発達して、誰でも野鳥写真が撮れるようになった、色収差などという言葉も知らないカメラマンも多い
昔では想像もつかない瞬間を、画像として切り取る事が誰でもできるわけ
でも、それは動体に合焦させつつ毎秒何コマも撮影可能な機材が撮っているだけで、撮影者の技量など関係ない

僕の少年時代にはまだ存命だった下村兼史、出来る事なら直接話を伺いたかったものだ

土曜日だった9/8、早目に仕事を終え車に向かう、駐車場脇の、生垣に絡んだヤブカラシにカラスアゲハが来ていた
ボロだったけど翅のコバルトブルーが目に染みた
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ふと、サトウハチローの詩を思い出した


小さいあの日にかえりたい 小さいあの日にかrりたい

林の山鳩 田んぼのかえる 鳴き声まねして歩いてた

きこえないのに 口笛吹くと ムラサキアゲハが すぐに来た

だれでもかれでも 友達だった

小さいあの日に かえりたい



秋の夜、外来生物について少し考えた

このブログは今まで外来種=悪という単純なスタンスで書いてきた
最近ふと思うのは、本当にそうなの?という事
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ガビチョウ、2014年5月11日川越市小畔川
そもそも外来種とは何なのか、今までちゃんと考えた事が無かった
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ソウシチョウ、狭山市智光山公園、2012年12月29日
外来種とは、日本に本来生息していなくて、外国から人為的に持ち込まれた生物だと誰もが思っている
その通りなのだけど、ここに大切な要素が抜けている、それがいつ持ち込まれたかという事だ
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ハスのつぼみ、2011年7月3日行田市
ハスは帰化植物とされる、でも日本でのその起源ははっきりしない、古代蓮は縄文時代の種子からの発芽だ
このような人の歴史が記述される前から存在する植物を史前帰化植物と言って、身近な野草のかなりの部分を占めている
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シラコバト、2015年8月11日、川島町
ガビチョウ、ソウシチョウは外来種として目の敵にされる、でもシラコバトだって元々は外来種なのだ
背景の植物は良く知られた畑の雑草スベリヒユ、同じく史前帰化植物だ
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ヒガンバナ、2011年9月25日日高市
小畔川の秋を彩るヒガンバナだって元々は外来種だ、でもアレチウリのように駆除対象にはならない
一緒に写っているナガサキアゲハは最近まで当地には居なかった、これは自然分布が南日本から広がってきたため

人為的に持ち込まれれば外来種、自然分布が広がったものは違うと、でも分布が広がる温暖化を招いたのは誰?
同様にヒメアマツバメは、昔日本にはいなかった、でも外来種扱いされる事はない
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アカボシゴマダラ、2013年5月26日狭山市
中国から持ち込まれたこの蝶も最近近所でよく見る
でも一般的なモンシロチョウだって、実は奈良時代に大陸から侵入した外来種だ
でもモンシロチョウを、外来種だから根絶しようという話は聞いたことが無い
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飛ぶコブハクチョウ、2016年2月7日、茨城県仙波湖
古い時代に帰化して市民権を得たものは外来種扱いをされないなら、その線引きはどこなのか?
外来生物法では明治以降に侵入したものとされているらしい、そんな単純な線引きでよいのかなあ

この問題を考えていたら、アメリカ合衆国の最近の違法移民排斥の問題が思い浮かんだ
アメリカは元々移民の国、ごくわずかの先住民以外は全て移民の子孫たちだ

既存のアメリカ国民の先祖が、全て合法的に入国しているとは考えにくい
ふと、芥川龍之介の蜘蛛の糸を思い浮かべてしまった

ちょっと横道にそれたけど、外来種とは何なのか?実に難しい問題なのだ
小畔川の橋を渡るとよくコイが泳いでいるのが見える、彼らの先祖も実は大陸、でもほとんどの人はそう思ってはいない

近づいて来た完全リタイア

還暦を過ぎて2年近くが経った、完全リタイヤが嫌でも視野に入ってくる
職場で同世代の人からしばしば同じような話を聞く
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ある夏の川越、伊佐沼の風景(本文とは関係ありません)

仕事辞めたらやる事がないなあ、ずっと仕事ばかりの人生だったから趣味らしい趣味も無いしなあ

本当かよ?僕は思う
大抵こういう発言をする人は、仕事の方も大したことが無い場合が多い、要は余力が無いのだ
好きな事のある人は、激務の中でも僅かな時間を見つけてそれに取り組んでいるものだ

休日が雨続きで鳥を見に行く事もままならない
そんな日は家でネコ達と遊んだり、料理を作ったり(それは晴雨に関係ないけど)、鳥の本を読んだり
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ネコは一日15時間くらい寝ているという、我が家の兄妹も例外でない
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セリンは足が長くて短尾、ジャパニーズボブテイルの形態が色濃く出ている
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ネコを撮影するのは難しい、明るい場所だと瞳孔が縦線のようになってしまうし、ストロボを使うと不自然になってしまう

冒頭の話題に戻ると、趣味って人の志向性を形にした物なので、それが無い人は作りようがない

世の中の物やサービスには必ず価値がある、それには二種類があって、それは絶対的な価値と相対的な価値だ
その絶対的な価値を追う事が僕は趣味という物だと思っている

例えばタンチョウを見たいと思ったら、北海道に行かなければならない
この北海道に行くと言う行為そのものはタンチョウを見るための絶対条件で、これは揺るぎない

そこへ往復の飛行機はJALのファーストかビジネスで、宿は個室露天風呂付き豪華ホテルでとなると
これは相対的な価値の部分になってくる

衣食住などの普遍的な事柄の相対的な価値のみを求めると、俗物と呼ばれるようになる、趣味人の対極に当たる人だ
相対的な価値は求めだすとキリが無い、海水を飲むがごとく、飲めば飲むほど喉が渇く

まあ大方の人はそんな金は無いので、程々の所で我慢するわけ
そこで志向性なのだ、鳥を例にすれば
「タンチョウヅルなら動物園でいつでも見られるよ」万事にこういう物言いをする人は趣味を持つ事は難しい
プロフィール

凸凹ダック

Author:凸凹ダック
埼玉、川越市を流れる小畔川のほとりに住んでいます
近所の身近な自然や、大好きな旅行、そこで出会った鳥や生き物を紹介したいと思います

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