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小畔川のイタチと自然を見る目

小畔川のイタチと自然を見る目

地元川越の小畔川沿いや川島町ではニホンイタチをよく見かける
この3月5日にも自宅すぐ近くで見かけた

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ニホンイタチ 2017年3月5日川越

小畔川の土手は犬の散歩やウォーキングする人がひっきりなしに通行する
イタチはあまり人を気にせず行動しているようだ

ここでよくイタチを見ると言うと、たいていの人が驚く、ほとんどの通行人の目には入らないらしい
10年以上もこの土手を雨の日以外は毎朝散歩をしているけど、そんなものは見た事が無いという人もいる
人によっては僕が首から下げている双眼鏡を見て、それで見つけられるんだね、勝手に納得している

大抵の鳥もそうだけど、イタチを双眼鏡で探した事などはない
常に第一発見者は肉眼で、ああイタチがいるなという意識を持ってから後の双眼鏡での観察となる
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ニホンイタチ2013年3月5日川越
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ニホンイタチ2013年10月12日川島町

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ニホンイタチ2015年3月22日川越市

よくある事で、数人で歩いていて遠くを飛ぶ鳥を僕が見つけ「ああ○○が飛んでいる」というと
よくあんな遠くの鳥が見つけられますね、とか、何故あんな遠い鳥の種類が分かるんですか、とか
言われる事がある

実は僕は視力があまり良くない、運転は眼鏡使用だし、眼鏡をかけても視力はせいぜい1.0程度だ
つまり眼が良いから見つけたり識別できたりしている訳ではない
長年の経験の蓄積から通常と異質の動きをする物を判断しているに過ぎない

10年間も毎朝河原を散歩していれば、その人の物理的な視界の中には何十回もイタチは入ったはずだ
それが見たという意識まで至らないのは、漠然と全体の風景としてしか目前の物を見ていないから

人間の眼には光学的なズーム機能はないけど、意識的に凝視するという脳のズーム機能がある
何かいるな、からああイタチだ、に至るまでのプロセスがそうなのだろう
双眼鏡の出番はそれからだ
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国内で見た事が無い鳥

国内で見た事が無い鳥

例年3月ころになると、どこかに珍鳥ヤツガシラ出現などという記事が新聞紙面やTVニュースを賑わす
今年も館林の公園にヤツガシラが現れてカメラマン200人ほどが集まったとのこと
館林なら自宅から車で一時間ほど、でも見に行く気はしない

以前千葉の印旛沼の近くにソデグロヅルが来た時には早起きして見に行って来た
両者の何が違うのか?種の希少性という事に尽きる
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ソデグロヅル2012年1月3日千葉、いままでの僕の人生で見たのはこの一羽のみ

ヤツガシラはユーラシア大陸の極普通種でモンゴルやインドにいけばどこにでもいる鳥だ
ソデグロヅルは世界的に少ない鳥でここに行けば見られるという場所がない
この機会を逃せば一生見る事が出来ないかも知れない
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ヤツガシラ2013年7月14日モンゴル・ウランバートル

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ヤツガシラ2016年7月10日ブータン・パロ

ヤツガシラはまだ日本国内で見た事が無い
他にも日本産鳥類目録に載っていて国内で見た事が無い種は一杯ある
ハシグロビタキ、イナバビタキ、クロジョウビタキ、ハシグロアビ、カタグロトビ、数え上げればきりがない

日本で数回の記録しかない大珍鳥が主産地に行くと普通種という事がほとんどで、
現地で見てしまうと有難味など無くなってしまう
時々外国で見てくるのは反則だなどと料簡の狭い事を言う人に出会うけど
鳥の目に国境線など見えやしない

帯広旅行2

帯広旅行2

帯広旅行の続き、こんどは小鳥
十勝川温泉は三泊したのだが、遠くへ行かなかったので小鳥もホテル周辺でみたもののみ
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(エゾ)アカゲラ

ホテル6階の自室の窓から撮影
キツツキをこのアングルから撮影した写真はほとんど見ない、関東のアカゲラより明らかに白っぽく、背中の白斑も大きい

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(ミヤマ)カケス

逆光で顔の褐色味が辛うじてわかる程度

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ハシブトガラ

宿のまわりにいくらでもいた、コガラとの識別は?正直言ってよくわからない
ただ特徴的なピスイピスイという声を頻繁に出すのでハシブトガラなんだろうなあ

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(シマ)エナガ

最近は鳥好きでない人も何故か知っているシマエナガ、キャラクターにもなる人気者だ
本州以南のエナガと異なり眉班がないので、白いダルマのよう
最近では千葉県にも眉班の無いエナガの個体群がいるようだが、写真を見るとシマエナガとはちょっと雰囲気が違う

ハシブトガラはいるし、他の小鳥も本州以南のものとは亜種が違っていてブラキストン線を越えて来た事が実感できる
大抵は亜種名がエゾなんちゃらとかシマなんちゃらという名前になっている

エゾは蝦夷でそのままだが、シマというのは曲者で北海道以外でも異国のとか遠方のという意味を表すらしい
だからシマアカモズなど北海道で見る事は極めて難しい亜種にもこの接頭語はついている

ミヤマカケスだけは意味不明でミヤマとは深山で文字通り深い山の事、別段北海道のカケスだけ深山にいるわけでない
ミヤマホオジロなども山深い所だけにいる訳ではないので、ちょっと異質のみたいな感じなのかもしれない

帯広旅行

帯広旅行

会社を定年になって一か月のリフレッシュ休暇をもらえた
その期間にケニア旅行に行って来た事はすでに紹介済なのだけど
その休みの期間の前半(2016年12/24~27)帯広十勝川温泉旅行に行っていた
名目は長年の疲れをいやす慰安旅行、もちろん隙あらば鳥を見ようという助平根性丸出しだ
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十勝川温泉の朝

この日の朝の気温は-14度、関東地方ではなかなか体感できない気温だ
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蓮葉氷が流れる十勝川

この気温の中、この川にゴムボートで漕ぎ出そうというとても正気の沙汰とは思えぬイベントがあった
「十勝川ワシクルーズ」というのがそれ、ゴムボートで川を下りながらワシを見るのだという
結構な額の金を払ってそんな罰ゲームみたいな事をする人間がいるのか?
僕以外にも物好きはずいぶんいるようで参加者はガイドも含め9人満載だった
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ワシのなる木

漕ぎ出してすぐワシのなる木を見つける
規模こそ小さいが知床と同じくオオワシ、オジロワシが群となり樹上にとまっている

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オジロワシ、オオワシ

ワシは確かに見られるのだけど、観察条件があまり良くない
逆光になる場合が多く、また体の向きを変える事が出来ないので苦しい態勢を余儀なくされる
ボートは揺れカメラはブレる、風が無かったのが救いだった
ここでの収穫は久しぶりに近くで聞いたホオジロガモが飛ぶときの金属音だった

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クマタカ

ワシクルーズの翌日はのんびり過ごし宿の近くを散策した
道沿いのカラマツにノスリがとまっているのが見えた、近づいて再度双眼鏡で見ると尾羽に縞模様が見えた
げっ、クマタカだ!その色合いからノスリに見えたのだ、関東で見る個体より明らかに淡色なのだ
まあグロージャーの法則通りと言えばそれまでなのだが、ちょっと意表を突かれた
ほぼ成鳥羽の個体で20分ほど観察していると、そのうち飛び立っていった
ワシ2種よりもまともな写真が撮れたのは予想外の収穫だった

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タンチョウ

クマタカを見た夕方、ホテルの周りを歩いていると隣のホテルとの間のわずかな場所に唐突にタンチョウがいた
実は最初は作り物だと思って無造作に近づいた、突然動きだしたので腰を抜かさんばかりに驚いた
今度は慌ててへっぴり腰で後退するという大失態を演じてしまった
今から思えば急に近づく人間を警戒して固まっていたのだろう

落ち着きを取戻し観察するとペアとその子供と思われる3羽だ
まさかこんな至近距離で野生のタンチョウが見られるとは信じられない
何しろ雪を踏むサクッサクッという音や、翼を震わすブルブルッという音まで聞こえるのだ
これは最高の旅の締めくくりとなった

花粉最盛期

杉花粉の最盛期

今年もスギ花粉の季節が来た
例年2月末から4月の頭までは憂鬱な時期で、丁度ウメの花が咲く時期と重なる
ウメに罪は無いのだけどウメが咲いているのを見ると恨めしい
サクラが散る頃まではおとなしくしていよう
3/18、19と近所を徒歩と車で短時間で見て回った
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オオイヌノフグリ

春真っ先に咲きだす、小畔川の岸辺にも大分咲いてきた
毎年思うのだけれど、この可憐な花が気の毒な名前を付けられたものだ

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カワセミ、モズ、キジ

川原にはいつものメンバーがいた
カワセミはあまり美しくないメス、昨年生まれの幼鳥かな
モズは早くも繁殖行動が見られた、キジも一声だけだけど鳴いた、春は確実にやってきている

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タゲリ

麦畑にはタゲリの群が降りていた
オスは顔から喉が真っ黒な夏羽に変わっている、もうすぐ北へ帰るのだろう
コチョウゲンボウはまだ居たが例によって遠くを弾丸のように飛んで行った

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メジロ

高坂の公園ではヒカンザクラが満開、その蜜を求めてメジロたちが集まっていた
そこここでウグイスの囀りも聞かれた、うっとうしい季節もあと2~3週間の辛抱だ

マレーシア

マレー半島

近頃さかんにマスコミをにぎわしているマレーシア
この国は過去三回訪れている

最初は妻と観光旅行で行ったシンガポールから橋をわたって行ったジョホールバル
その翌年東日本の震災があり夏休みが変則となって偶然行けたマレー半島探鳥ツアー
三回目はO氏と鳥を見に行った真夏のボルネオ島

今回は生まれて初めて参加したバードウォッチングツアーでもある二度目の訪馬の思い出
2011年夏の北部タイとの国境付近からクアラルンプールまでマレー半島を縦断した旅
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キャメロンハイランドの風景

マレーシアに限らず熱帯地域には高原の避暑地がよくあって、一年中春のような気候の別天地となっている
大抵はその土地に進出した欧米人によって開かれた所で、まあ日本でいえば軽井沢みたいな場所だ
これが現在は鳥を見るための好適地なのだ110824spider.jpg
タテジマクモカリドリ

クモカリドリはタイヨウチョウの仲間での地味な羽色のグループ
熱帯アジアに何種もいるがいずれも長い嘴をもっている
ホテルの敷地にいたこの種もチュウシャクシギのような嘴

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コウオクイワシ

タイとの国境近くのダム湖には魚食性のワシが多くいて
シロハラウミワシ、ウオクイワシ、コウオクイワシの3種を一箇所で見る事ができた

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アカエリトリバネアゲハ

高原の谷沿いの道に停車して上空のアマツバメ類を見ていた時、道路脇の樹木の花にやってきた
その昔昆虫少年だった小学生時代、標本でしか見た事のなかった遠い異国の憧れの蝶
大きい!谷底に滑空していく様子は名前の通りまさに鳥のよう
一瞬で心が少年時代に戻ってしまった、この旅行で一番心躍った時間だった

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バンケン

旅の終盤、高原を降りてきて海岸に向かう途中に見たバンケン
意外に見る機会の少ない鳥で、東南アジアではオオバンケンのほうがよく見られる
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イワミセキレイ

やはり海岸近くの森の中で見つけた
発見した時、今この場所にこの種がいてよいの?似ている鳥を頭の中でいろいろ考えてしまった
学生時代に長崎県の対馬で見て以来、久しぶりの観察となった

後にも先にもバードウォッチングツアーに参加したのはこの旅行だけ
実はこの他申込みだけは2回したのだが、2回ともツアー不催行となってしまった
最近海外一人旅が多いのはこのためでもある

ソリハシセイタカシギ

Abocet(ソリハシセイタカシギ)

学生時代の憧れの鳥、当時まだ日本でほとんど記録がなく正に幻の鳥だった
そんなアボセットがある年の冬、東京の大井埋め立て地に一羽やってきた
話を聞いた翌朝、まだ真っ暗な時間に始発に乗って見に行った思い出がある
まだ大学生だったので当時は時間に余裕があったものだ
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セイタカシギとソリハシセイタカシギ
2012年2月、観光旅行で訪れた沖縄那覇、その合間に立ち寄った三角池で撮影
偶然見かけたソリハシセイタカシギは何と30数年ぶりの再会となった
繊細な実に美しい鳥で餌のとり方も面白くて見飽きる事が無い
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飛翔するソリハシセイタカシギ
2013年7月モンゴルのウランバートル西方300KMほどの名もない沼で撮影
S先輩と鳥見旅行に出かけた夏のモンゴル
学生時代さながらに一日12時間ずっと鳥を探し続けた
とある小さな沼のほとりに着くと、この鳥が鳴きながら上空を旋回していた
近くに巣があるのだろう、数枚の写真を撮影して早々に退却した





デジタル事始め

鳥の写真

鳥を見て写真も撮っている
でもそれはどちらかと言えば記録用で作品を作ろうなどとは考えた事が無い

鳥を本格的に見出して42年になる、20歳前半くらいまではフィルムカメラで写真を撮っていた
25歳くらいで写真の方はやめてしまった、それから長いブランクがあって50近くになってデジタル一眼を手にした
また少しやってみようかな、そう思い始めた頃の一枚
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2005年、今から12年前の夏、サロマ湖半で撮影
当時のカメラは驚きのわずか600万画素、レンズも貧弱でこれが精いっぱい
でも何だかうれしかった、また鳥を見る片手間に写真を撮るようになった
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ワライカワセミ
2008年、妻と行ったオーストラリア旅行で撮影
久しぶりに海外旅行にオーストラリアに行って来た、これがいけなかった
国内と違って鳥がやたらといる、一日で100種オーバーだ、写真もそこそこ撮れる
これは麻薬となった、以来毎年海外へ出かけるようになってしまった
当然金がかかる、旅のグレードはどんどん下がって最近ではホテルのシャワーでお湯が出るだけで喜ぶ始末
この病気はしばらく治りそうもない

コチョウゲンボウ

コチョウゲンボウ

チョウゲンボウより小さい私の大好きなハヤブサの仲間
出会う確率はチョウゲンボウの十分の一くらいでハヤブサの方がまだ見る事が多い
見つけても弾丸のような速さで視界から消えてしまう場合がほとんどで
速い上に小さいのだから始末が悪い、おまけに冬しか居ないときている
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2016年12月29日川島町
この冬は地元でコチョウゲンボウを見る機会が多い
幼鳥と♀の成鳥がそっくりで、私には両者を識別することができない
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2017年1月4日川越市
何か決定的な識別点はないのだろうか?
観察する機会の少ない鳥なので、なかなかじっくり見る事が出来ない
先日川島町に割と警戒心の希薄な個体を見つけ30分ほど観察する機会を得た
ところが見れば見るほど分からなくなってしまう
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2017年3月5日川島町
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2017年2月19日坂戸市
この坂戸市で観察した個体は♀成鳥の可能性が高いという
勿論自分の見解ではなくて、タカについていつも教えていていただいている方のご意見なのだが
それにしても雄成鳥を見る事の難しい鳥で、地元では一冬で1羽見られるかどうかだ
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雄成鳥、2016年2月6日水戸市郊外
4月になると日本を去って行ってしまう、今シーズンもオス成鳥はお預けらしい

庭にタヌキ

かわいそうなタヌキ

3/5日曜日、川越の自宅にいた
午後遅くふと庭を見るとノラネコが寝ていた
何か変なのでよく見ると猫じゃない、ガラスの向こう3MTほどに居るのはタヌキだ!
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がらがらとガラス戸を開けてもまだ寝ている(これはタヌキ寝入りか?)
縁側にでるとさすがに起きてこちらを向いた、僕は言葉を失った
二匹のタヌキはひどい疥癬に罹っていた、野外で最近よく見るタヌキたちと同様だった

東京近郊のタヌキは疥癬率が非常に高いという事は知っていたが、自宅で現実を突きつけられるとは
可哀想で何とかしてやりたい、でも保護して完治したとしてもまた野外に放せば接触感染で元の木阿弥になってしまう

タヌキが都会に進出しているとニュースになるが、それは本来の生息環境とは異なるドブや下水道などで暮らすという事だ
不衛生な環境がもたらす不幸なのか、何ともやりきれない思いだ

カメラを向けると、シャッターを切るやいなや飛ぶように逃げて行った
弱り切って動けないでいるのではと心配した事が杞憂になってほっとした



プロフィール

凸凹ダック

Author:凸凹ダック
埼玉、川越市を流れる小畔川のほとりに住んでいます
近所の身近な自然や、大好きな旅行、そこで出会った鳥や生き物を紹介したいと思います

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