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川越にはなぜサシバがいないのか

川越にはサシバがいない、稀にその姿を見るのは春秋の渡りの時だけだ
川越の周囲の市町村でも繁殖期に姿を見た事が無い
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サシバ2016年4月30日千葉県柏市

ところが千葉方面に出かけるとよくその姿を見かける
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サシバ2016年4月30日千葉県柏市

人の眼には同じように見える丘陵地に隣接する水田地帯、なぜ埼玉西部にはサシバがいないのだろう?
成田空港からの帰路、京葉自動車道のバスの車窓から飛んでいる姿を時々見たりする
関越道はその10倍以上利用しているのに、車窓からサシバを見た事は一度もない
鳥の環境選択は本当に微妙で、まだまだ分からない事だらけだ

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渡るサシバ2015年9月22日群馬県神津牧場

秋のタカの渡りの主役はサシバだ、いったいどこにこんなに居たのだろうと思える数が渡って行く
冬に沖縄に行くと越冬しているサシバをたくさん見る事ができる
サシバ属(Butastur)は世界に4種しかいない、僕が見た事があるのはサシバとタイで見たチャバネサシバだけだ
いつの日かアフリカで残りの2種を見たいものだ
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カラ梅雨

今年の梅雨は雨が降らない、これだけ降雨のない6月は珍しい
6/24は朝から伊佐沼を覗いてきた
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ダイサギ6月24日伊佐沼

鳥がいない、手持無沙汰なのでトンボを見る
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ウチワヤンマ6月24日伊佐沼

ヤンマと名がつくけどサナエトンボの仲間
黒地に黄色のまだら模様の大きなトンボは皆オニヤンマだと思っている人が多い
でも公園の池などを飛び回っているのは本種やオオヤマトンボ」などがほとんど

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コアジサシ6月24日伊佐沼

コアジサシは多かった、伊佐沼周辺にはコアジサシが繁殖できる環境は無い
ここにいるのは非繁殖の越夏個体なのかな?残念ながら他のアジサシはいなかった
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コアジサシの写真を撮るのは難しい、早いし小さいし、なかなかピントが合ってくれない
最新のカメラならAFが進歩していると思うのだけど、コアジサシの合焦のために大金を投じる気はしない
それならどこかに遠征に行って一種でも新しい鳥を見た方が良い

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こちらに飛んできたコアジサシが急旋回した、これはTERNのTURNだ、つまらぬ事を喜んでしまう
コアジサシを何枚か撮影した後、沼脇の農協で野菜を買って帰路についた

繁殖期真っ最中

6月18日はおとなしく家にいた、朝と夕方少し近所を見て回った
6、7月は一年の中でも一番意外性のない月で、ほとんど定番の野鳥しか見る事がない

最近朝の川原や公園で大音量でAMラジオを聴きながら歩いている老人に時々出会う
ただ歩くだけでは退屈という事なのだろうけど、鳥を見ているとかなり迷惑な存在だ
あまり性能の良くないラジオを音量を上げているので、音が割れぎみでとても耳障りなのだ
観察中の鳥を飛ばされてしまった事も何度かある
とかく若者のマナーが悪いと指摘されるけど、彼らの方がよほど良い、皆イヤホンで聴いているのだから

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走るキジ2017年6月18日小畔川

オオヨシキリ、セッカ、ホオジロなどが盛んに囀り、キジもあちこちから声が聞こえてくる
チョウゲンボウの若いオスは何処かへ行ってしまったようだ

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モズの父子2017年6月18日小畔川

川沿いに歩くと、数百MTおきにモズの巣立ち雛がいる
お父さんに餌をもらって、まだ物足りなそうな雛、反対にお父さんは大分くたびれた感じ

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朗々と囀るガビチョウ2017年6月18日小畔川

ガビチョウも増えた、生息環境を選ばぬたくましい鳥で、平地から亜高山帯までどこにでも出現してくる
この個体は囀りの中にコジュケイの声を真似して取り入れていた

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ドジョウを捕えたダイサギ2017年6月18日坂戸市

ありふれたダイサギ(チュウダイサギ)だけど、この季節だけは飾り羽が生えて見違えるように美しい
この個体は嘴が完全に黒くなっていない
数羽のダイサギが次から次にドジョウを捕えて食べている
この水田にこんなに沢山ドジョウがいたのかとそちらに驚いてしまった

6月17日荒船山

6月17日、この時期には珍しく好天の予報、これはどこかへ出かけぬともったいない
という事で妻と二人で上州の名山、荒船山へハイキングに出かけた
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荒船山

特徴のある山容はどこから見てもそれと判る
我が家から登り口の内山峠までは、車でのんびり走っても2時間弱とアプローチが良い
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山頂近くの艫岩からの展望は素晴らしい、浅間山は目の前、手前のこんもりした山はよく鳥を見に行く物見山

艫岩は断崖のすぐ上にあって、クレヨンしんちゃんの作家臼井儀人が転落死した事ですっかり有名になってしまった
確かに展望は抜群なのだけど、柵も何もなくて端から足を踏み外せば200MT下まで落下してしまう
恐ろしくてとてもキワまでは近づけない
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遠くに槍ヶ岳が見える、左手前は常念岳か

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北アルプス北部に目をやると白馬連邦が見える

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白馬岳の部分を拡大すると

白馬岳の名前の由来となった代かき馬の雪形(黒い部分)が見てとれる
代馬から白馬に転じたのは有名な話だけど、実際の馬は白馬ではなくて黒馬なのだった
僕には左を向いた二足歩行の恐竜に見えてしまう
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クリンソウの大群落

荒船山の山頂は高原状になっていて、湿地もありクリンソウ(サクラソウ科)が群生していた
高原の暗く湿った場所で晩春から初夏によく見る花だけど、ここまでの群落となるのは珍しい
花が輪生して咲くので九輪草、同じ発想の名前の花にクガイソウがある、こちらは輪生するのは葉のほうだ

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珍しいホーロー看板の道標

昔はよく見かけたホーロー看板、アース製薬の物なんかがよく田舎のバス亭前の建物などにあったものだ
この書体が泣かせる、昭和の香りがプンプンしてくる

何たってマツダランプだもの、マツダランプとは東芝の白熱電球の名前だった
このマツダとは日本人の松田さんとは全く関係なくてMAZDA
遠くシルクロードの彼方、古代ペルシャのゾロアスター教の最高神アフラ・マズダーに由来する

東芝がこのマツダのブランド名を使っていたのは昭和37年までだから
この看板は作られてから最低でも54年は経っている年代物だ

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ゴジュウカラ2017年6月17日荒船山

ちゃんと鳥も見た事を付け加えないと
でも写真はほとんど撮れなかった、山登りと両立はやはりキビシイ
内山峠-荒船山往復、6月17日AM7:05~12:30
キジバト、アオバト、ジュウイチ、ホトトギス、トビ、コゲラ、オオアカゲラ、アオゲラ、
サンショウクイ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、シジュウカラ、ヒガラ、ツバメ、
ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、マミジロ、
クロツグミ、コルリ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、
以上
何年かぶりにオオアカゲラが見られたのは大収穫
マミジロとコルリは例によって声はすれども姿は見えず




ハトの名前

前回は欧米は日本より動物を細かく分けて呼ぶ話だった
鳥についてもそういう場合がよくあって、日本人には何が違うのか分からない事がある
常々図鑑を見て疑問に思っていたPigeonとDove,何がちがうのだろう
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鳴くキジバト2014年6月1日川越

キジバトは英名Oriental Turtle Doveだ、何故Pigeonではないのだろう?
Doveって普通の日本人にはユニリーバ社のボディソープくらいしか思い浮かばない馴染みの無い単語だ
WEBで調べてみた、Pigeonは飼い鳩でDoveは小型の野生鳩を指す、フムフム

試に日本で見られるハトをグループに分けてみた
Pigeon ドバト、カラスバト、アオバト、ズアカアオバト
Dove キジバト、シラコバト、ベニバト、キンバト等

範囲を広げてアジアの図鑑を見てみると大体の傾向が分かった
カワラバト(Columba)属、アオバト(Treron)属、ミカドバト(Ducula)属はPigeon,
その他はDove、ほとんどそうなっている
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ヤマミカドバト2015年7月11日ボルネオ(Pigeon)

さらに調べてみると、ハト派、タカ派のハトはDoveを使うし平和の象徴としてのハトもDove
旧約聖書のノアの有名な方舟の話、洪水の後ノアが初めにカラスを放し、次にハトを放したというもの
これも放されたのはDoveだ、ちなみに初めに放したカラスもCrowではなくてRavenとなっている
元々ヘブライ語の旧約聖書が英訳される過程で本来何の鳥を指していたのか興味深い所だ
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オオアオバト2015年7月11日ボルネオ(Pigeon)

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チョウショウバト2015年1月25日セブ島(Dove)

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モリバト2014年7月18日フランクフルト(Pigeon)

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コウライバト2012年8月12日ウランバートル(Pigeon)

そうだ、英語なのだからヨーロッパの図鑑を見てみよう,そこでCOLLINS BIRD GUIDEを紐解くと
モリバトはWood Pigeon 同属のヒメモリバトはStock Doveだ、あれれ
もっと驚いたのは同一種であるはずのドバトはFeral Pigeon 原種のカワラバトはRock Dove
こりゃだめだ、発見したと思った法則性は崩壊してしまった







ピーターラビット

前回、脱兎のごとく逃げるキツネを扱ったら、我が家のガラスのコップにピーターラビットの絵があった
そういえば昔ダットサンという車のブランド名を日産が使っていた、脱兎のごとく速いという意味が掛けてあったそうだ
最近この懐かしい名前が海外で販売する車種で復活したらしい
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アナウサギ2014年7月19日フランクフルト

ピーターラビットはアナウサギがモデルだ、日本のウサギはラビット(RABBIT)とは言わない、ヘアー(HARE)だ
欧米は日本より一般に鳥や動物を細かく分けて呼ぶため、日本人の感覚では分からない事がある
たとえば車や拳銃の名前になっているコルト(COLT)、若いオス馬を指すれど、日本語でこれにあたる言葉はない
やはり民族が狩猟牧畜の民がルーツだからだろう
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アナウサギの子供2014年7月19日フランクフルト

フランクフルトを流れるマイン川の河川敷にはアナウサギがたくさんいた
子ウサギは可愛くて本当にピーターラビットのようだ
でも可愛いうさちゃんという場合はバニー(BUNNY)となってしまう、そうバニーガールのバニーだ
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ハイイロガンとアナウサギ2014年7月20日フランクフルト

川原にはハイイロガンもいてウサギ達と一緒に暮らしている
ハイイロガンと子ウサギ達でさながら絵本の1ページのような景色
こういう環境の中でピーターラビットは誕生したのかなあ、などと思ってしまう
もっともここはドイツで作者のポターは英国人なのだけど



渡良瀬遊水地のキツネ

6月10日渡良瀬遊水地に行って来た、鳥はこの季節は大したものはいない、オオセッカが囀っているくらい
鳥以外のものに目を向けてみる
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チョウジソウ
ここはチョウジソウが自生している、目にする事の少ない花だ

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ホンドギツネ
遥か彼方にキツネを見つけた、それにしても遠い
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無理なトリミングをしてみてもこの程度、300MTくらいの距離はあるだろうか
この距離ですでにこちらを警戒している
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突然脱兎のごとく(この場合は脱狐のごとく?)逃げ出した、全速力で視界から消えていってしまった
凄まじい警戒心だ、これが本来の野生動物の姿なのだろう

キツネは数年前、近所の小畔川脇の資材置き場で繁殖をした事があった、人家もすぐ近くだった
その時の画像が下の個体
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2014年5月24日小畔川、渡良瀬のキツネの1/10の距離でこの落ち着きだ
人慣れするのがキツネにとって良い事なのかどうかは分からないけど
現代人はキツネに危害を加える事はほとんどないので、もう少しフレンドリーになってもよいのでは



今年も来るかなクロハラアジサシ

先日紹介した川越伊佐沼のアジサシ達、ここには時々変なアジサシがやってくる
クロハラアジサシもその一つ

春から秋にかけて不定期に日本に立ち寄る風来坊のような鳥
それほど珍しい種ではないけど、この時期この場所に行けば確実に見られるという事のない鳥だ
だから見かけると何だか得をしたような気がする
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クロハラアジサシ2羽とコアジサシ2014年6月29日伊佐沼

とまっている姿勢も脚が長くコアジサシとは大分違ってカモメ類のよう
尾も短く切れ込みも浅い、餌の獲り方もコアジサシのような派手なダイブはしない
名前に違わず夏羽では黒い腹をしている
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クロハラアジサシ2012年10月8日伊佐沼
この年の秋はこの種の当たり年で、日本各地で大きな群が見られた、伊佐沼にも群が入った

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クロハラアジサシ2013年1月13日カンボジア、トンレサップ湖

冬の東南アジアの水辺には割と普通にいる鳥で、冬羽は地味でごく一般的な水鳥の姿となってしまう
アジサシやコアジサシは飛翔時にほとんど脚は見えないけど、クロハラは確実に見えている
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クロハラアジサシ2015年1月22日フィリピン、ボホール島

クロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、ハシグロクロハラアジサシ(早口言葉のよう)
この3種は冬羽や幼鳥の識別が難しくて、遠くに単独でいる場合には悩まされる事が多い

夏に東欧を訪れたN先輩によると、ドナウ川流域では夏羽の上記3種が入り乱れて飛んでいたそう
そんな光景を見てみたいものだ

隣町のチョウゲンボウ

近所に居ついているチョウゲンボウの若いオス、メスの出現にその後の展開を期待したけど、
メスはすぐにいなくなってしまった、どうやらフラれてしまったようだ
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2017年6月3日小畔川

では世間一般のチョウゲンボウの様子はどうなの?
という事で川越の隣町である狭山市で営巣中のチョウゲンボウのペアを見に行って来た
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2017年6月3日狭山市

現地に到着すると、オスメスで激しく鳴いている、近づいたハシブトガラスを威嚇しているのだ
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2017年6月3日狭山市

オスメス二羽でカラスに突撃して追い払ってしまった
その状況はあまりに突然あまりに速くてカメラに収める事が出来なかった、残念無念
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2017年6月3日狭山市

巣のヒナは巣立ち直前まで成長していた、数日で巣立って行く事だろう
両親はかわるがわる巣に近づいてはヒナを呼ぶ、巣立ちをうながしているように見えた
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2017年6月3日狭山市
プロフィール

凸凹ダック

Author:凸凹ダック
埼玉、川越市を流れる小畔川のほとりに住んでいます
近所の身近な自然や、大好きな旅行、そこで出会った鳥や生き物を紹介したいと思います

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