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雨上がりにチャンスあり

9月23日朝まで雨が降っていた、9時ころ雨が上がったので小畔川を短時間歩いてきた
もちろん季節的に渡りの鳥を求めての事、でも何もいないふと見ると満開のヒガンバナの上に白い物が見えた
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何とオオタカが樹上でチュウサギを抑え込んでいた
既に大分食べたようで胸の辺りがふくらんでいる
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こんな光景は中々見る事が出来ない、しかも我が家から徒歩でわずか10分ほどの場所だ
こちらを警戒している、さりとて逃げるわけでもない、プレッシャーを与えぬように気を付け観察する
もう飽食しているようで食べる事はしない
相手との距離感がつかめて余裕が出たので、胸ポケットからコンパクトデジカメを出してテスト撮影してみた
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とても鑑賞に堪える画質ではないけど、証拠写真としては充分使える
わずか重さ180gのコンデジでここまで写れば文句はない
昔EDレンズなど無かった時代のフィルム一眼+超望遠レンズの画質などこんなものだった
しばらくするとシジュウカラ10数羽の群がオオタカのまわりにやってきた
3MTほどまで近づく個体もいる、全く恐れる様子が見られない
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オオタカとシジュウカラを一緒に撮ろうとしたけど難しい
シジュウカラがどこにいるのか分からないので、赤丸をつけてみた

時間の制約があったので後ろ髪を引かれながらそっと退却した帰り道
遠くでチョウゲンボウの♂が飛んでいるのが見えた
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こちらに向かって飛んできた
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チョウゲンボウやハヤブサの眼の下にある、いわゆるハヤブサヒゲは正面から見ると真下を向いている
これも何らかの意味があるのだろうなあ、などと考えているとすぐ近くまでやってきた
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ここまで自宅を出てわずか1時間あまりの間の出来事だ、都会在住のバーダーはこんな体験は出来ないだろうなあ
小畔川に感謝
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秋はモズ

先週、今シーズン初めてモズの高鳴きを聞いた

春の到来はヒバリの囀りからはじまりキジ、ホオジロ、シジュウカラ、セッカと身近な鳥たちが知らせてくれる
連休の頃にはオオヨシキリが来るし、カッコウやホトトギスを聞くともう春も終わりだなあと感じる
春には季節の移り変わりを知らせる鳥の声には事欠かない
ところが秋の到来を知らせる鳥の声はモズくらいしかない
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高鳴きするモズ、2016年9月17日小畔川
モズは一年中近所で見る事のできる実に身近な鳥だ
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モズ♂、2016年1月13日小畔川
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モズ♀、2015年2月17日小畔川
この声の印象が強いのか、周年生息しているのにモズには秋冬の鳥というイメージがある
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春のモズ、2016年4月3日小畔川
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初夏のモズ、2017年6月11日小畔川

春から夏にかけてはモズにしてやられるバードウォッチャーがしばしば現れる
僕も何度か騙された、モズは漢字で百舌鳥とも書く、物真似の名人(名鳥?)なのだ

以前丹沢のヤビツ峠近くで藪の中からサシバの声がした、何でこんな環境にいるのか?
しばらく耳を澄ませているとピックイー、ピックイー、ピッ○△%☆、変な声になってきた
やられた、と思った、モズの鳴きまねは長続きしなくて、すぐに馬脚を現してしまう憎めない鳥だ
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秋のモズ、2016年10月2日小畔川
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冬のモズ、2015年2月22日小畔川
やはりモズは秋冬に見る方がずっと趣がある
冬枯れの風景の中にいるモズには枯淡な味わいがあって実に日本人好みの風情なのだ
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古木鳴鵙図
宮本二天の代表作、枯れ枝の先で獲物を狙うモズの雄が思い切りのよい筆致で見事に描かれている
戦いに明け暮れた剣豪が、晩年にたどり着いた境地は凡人の僕には計り知る事ができないけど
モズの孤高の姿に自分を見たのかも知れない

モズは日本人には身近な鳥だけど、意外に分布の狭い種で極東の一部にしか生息していない
モズの仲間は同種内の変異や地域差が大きくて、その中でモズLanius bucephalusは変異が少ない種だ
アカモズとシマアカモズなどは同一種でも随分色が違うし、タカサゴモズに至ってはこれが同一種か?と思うほど違う
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タカサゴモズ、2015年1月22日フィリピン、ボホール島
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タカサゴモズ、2016年7月12日、ブータン、パロ

日本で見られるモズには気になる事がある
僕の学生時代には東京の郊外で夏には3種のモズを楽に見る事ができた
モズ、アカモズ、チゴモズだ、今や関東の平野部ではアカモズ、チゴモズは幻の鳥となってしまった
特にチゴモズなどは最近では珍鳥扱いだ、昔は多磨霊園に行くと必ず見る事が出来たのに
そういえばチゴモズ、もう30年以上も見ていない…

野分去って

台風が通過した9月18日、何か台風の置き土産はないかと早朝から伊佐沼へ出かけた
コガモの小群がいた、今秋初認だ、モズも盛んに高鳴きをしている
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アマサギ
前回いないと書いたアマサギがここにはちゃんといた
アマサギを含めたシラサギ4種に加えアオサギ、ゴイサギがいた、ヨシゴイだけは見られず
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クロハラアジサシの幼鳥が一羽
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ハマシギが一羽だけいた、ほかにめぼしいシギチドリはなし
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セイタカシギが5羽、一羽が近くに来たので、珍しく写真的に面白い絵を撮ろうとしてみた
半逆光で脚の美しさとその長さを強調する狙い(柄じゃないね)背景の波紋のきれいな瞬間を狙う
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踊っているような瞬間を切り取る、尾羽が透けてバレー衣装のチュチュのように見える
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やっぱりダメだ、こういうの、順光で図鑑のようにカチッと撮影する方が好みに合っている
セイタカシギの眼はカンムリカイツブリの眼によく似ている
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折り重なるミシシッピーアカミミガメたち
この絵を見ると僕たちの世代は子供のころ一世を風靡したお笑い、ナンセンストリオを思い出す
親亀の背中に子亀を乗せて子亀の背中に孫亀のせて孫亀の背中にひ孫亀のせて~♪
親亀こけたら子亀孫亀ひ孫亀こけた(この部分が早口言葉でなかなか言えないのだ)

ほぼ時を同じくして森永製菓がチョコレートの懸賞でアマゾンのミドリガメが当たるというのがあった
当時緑色のカメと言うものを日本人は知らなくて、珍しさから縁日のカメすくいなどに緑色のカメがあふれた
このカメが緑色でかわいいのは幼体の時期だけで、やがて地味な大きなカメとなってしまう
飼いきれなくなった人が野外に放した、それがこのカメたちのルーツの一つなのだ

亀を放すというという行為は江戸時代に盛んに行われていて、大きな橋のたもとなどで亀を売っていたそうだ
これは仏教の放生会で生き物を放すことで功徳を積む事になるのだという
現代でも東南アジアの仏教国では寺の近くで放生用の小鳥を売っていて、功徳を積みたい人は買って放つ
そもそも放すために捕える、こんな無駄な事はない
捕獲、運搬、飼育の過程で命を落とす個体も多いだろう、そんな商売を現代に御釈迦様がいたら許すだろうか
ちょっと話題がそれたけど、無責任な外来種の拡散はやめましょうという事
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チョウゲンボウ
帰路川島町に立ち寄った、真夏のような暑さ
おとといいた場所に相変わらずチョウゲンボウがいた、♂の若い個体のようだ
川島町で急に腹痛を感じ、やむなく退却し帰宅した
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カワセミ
夕方から自宅近所の小畔川を見て回った、秋の小鳥の渡りにはまだ少し早いようだ

9月16日ヒガンバナなど

秋雨前線と台風の接近で9月の3連休は雨模様だそうだ
9月16日、降り出す前に見てしまおうと近所を歩いた、折しもヒガンバナが満開
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ヒガンバナとジンチョウゲとは縁もゆかりもない植物だけど、何故か似たところが多い
古い時代に大陸から渡来した点、花は盛んに咲くけど滅多に実がならない点など
この頃は土手の草刈を8月末~9月頭に行うので、ヒガンバナがよく目立つ
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ヒガンバナの陰に隠れて居るのはキジの♂
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この付近の小畔川のヒガンバナはまばらにしかないので、写真を撮るのには不向き
何か鳥と一緒に撮影したいな、と思っていたらキジが来た
この日は自治会の集まりがあるので早々に散歩は切り上げた
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チュウサギ、2017年9月16日川島町
色々雑用を済ませていたら夕方になってしまった、空の色も降雨が近い事を知らせている
それでも川島町まで行って見た、思った通り降ってきた
この秋は渡りのサギが極端に少ない、チュウサギも例年の五分の一くらいしかいない、アマサギに至ってはゼロだ170916kawajima1.jpg
用水路の草の陰にジシギがいた、タシギか?少し飛んで刈り取り後の水田に降りた
飛んだ所を見るとタシギではない事が分かる、これは厄介だ
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一番苦手な分野、ジシギの識別
オオジシギ、チュウジシギ、ハリオシギのどれか?
体つきのバランスからハリオではなさそう(ハリオシギは関東ではとても少ないし…)
消去法でチュウジシギかなあ、結論---わからない---
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空が真っ黒になってきた、これは鳥を見るどころではない
引き揚げようと思ったら近くにチョウゲンボウがとまっていた

9月10日小畔川

9月9日、10日と土日と仕事だった、2週間休み無しという事になる
さすがに日曜日は早帰りして夕方から地元小畔川を見に行った
わずかな時間でも収穫はあるもので、今年初めてモズの高鳴きを聞いた
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キジ、2017年9月10日小畔川
刈り取り直前の田んぼにキジが隠れていた
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コムクドリ、ムクドリ、2017年9月10日小畔川
ムクドリの群がいたので、怪しいと思って双眼鏡で見ると思った通りコムクドリが混じっていた
コムクドリは渡りの露払いみたいな鳥で春も秋も真っ先に現れる

チョウゲンボウが遠くで3羽飛んだ、こっちに来ないかと思っていると上空に現れたのはノスリだった
ノスリは4羽いた、この場所で同時に4羽の飛翔を見たのは初めての事
4羽でミニ鷹柱を作ってくれた、これは嬉しい
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わずか1時間半ほどの夕方の散歩でも何かのお土産はあるものだ
やはりバードウォッチャーはフィールドに出なければだめだと言う事を再確認した1時間半だった

シギ二題

秋の訪れは我々バードウォッチャーにとってはまずシギチドリの飛来で感じる、続いてタカの渡りだ
シギチドリ、略してシギチだけど、シギという鳥は一般の認識が大変にうすい
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ホウロクシギ、2013年8月28日葛西
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オオソリハシシギ、2013年8月28日幕張

8月末、仙台で行われた楽天ー西武戦のナイトゲームで、アカエリヒレアシシギの群が球場内を飛び回った
試合は中断し、照明を消したり花火を上げたりする騒ぎとなったのだけど、各社の報道ではただ「鳥の群」だった

チドリの方がまだ一般に名前が知られている
最近では売れっ子のお笑いコンビにずばり千鳥がいるし
千鳥格子と言えば定番の服地のテクスチャーの一つ
僕もこの頃はほとんど行わなくなったけど、昔はしばしばやっていた歩行方法に千鳥足がある

これに対してシギ○○という言葉は聞かない、シギという言葉を聞いて鳥の事だと思う人は少数だ
そんな中でシギが使われた例を考えてみた、西洋と日本から一例づつ挙げてみよう

まずは僕が子供のころ大ヒットした映画に「いそしぎ」がある、原題はThe Sandpiper,そのまんまだ
当時人気絶頂だったエリザベス・テイラー主演のアメリカ映画、西海岸を舞台にしたロマンスだ
この映画は観ていないのだけど、画像を見ると出演している鳥はイソシギではない事が分かる
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ああ、シギになりたい

ほぼトウネン大でやや長めの下にすこし湾曲した嘴、これはWestern Sandpiperだろう
でもヒメハマシギ(当時はそんな和名も無かったけど)では映画のタイトルにならないなあ
ただのシギでは何か物足りない、邦題のいそしぎは妥当な所なのか

さて、目を日本に向けると西行法師の有名な歌がある

心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ

西行が奥州への旅の途中で東国で読んだとされる、神奈川県の大磯にはずばり鴫立沢という地名がある
古来このシギはタシギとされてきた、歌の解説がタシギの写真付きになっている物もある
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タシギ、(幼鳥?)2015年10月10日川越市
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タシギ、2014年9月28日川越市
確かに季節や生息環境を考えればタシギの可能性は高いと思う
でも僕はあえて異論を唱えてみたい

まず飛び立つ時のタシギの声だ、ジエッジエッとしわがれた間抜けな声(個人の感想です)
この声が歌人の心の琴線を揺らしたとはとても思えない
飛び立つやいなや凄いスピードで直線的にすっ飛んで行ってしまう、余韻も何もあったものではない

そこで僕が推すのがクサシギだ
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クサシギ、2015年10月4日川島町
クサシギの声は澄んで哀調を帯びたもので、秋の夕暮れにぴったりだ
また飛び立った姿も上尾筒の純白が美しく、飛び方もタシギよりずっと優しい

仕事や雑務に追われて中々鳥見に行けない秋の夜長、鳥について考えてみるのも楽しいものだ
でも、そればかりしているアームチェアー・バードウォッチャーにならないようにしなければ
室内で考えても答えは得られない、答えはフィールドにある
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シギたち、2016年9月15日伊佐沼



空抜け、人工物とまりですが何か…

僕は鳥の写真を撮るけど、それは鳥の事をもっと深く知るための手段や記録用
今のデジカメは画像とともに撮影日などのデータも同時に記録されるのでとても便利なのだ
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ハヤブサ、2013年12月1日群馬県邑楽郡
とまっている電柱の真下から撮影した、この距離で観察できる機会はめったにない
上嘴の嘴縁突起が下嘴の切欠きに見事に合致しているのが見えた
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ハヤブサ、2015年11月28日群馬県邑楽郡
至近距離にも関わらず非常にリラックスした姿を見せてくれた個体
足の裏の形状がよくわかった
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チョウゲンボウ、2014年6月8日狭山市
雨の中、翼を広げて雨を浴びる♀成鳥
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ミサゴ、2015年11月28日栃木県
初列風切の特殊な羽毛の形状が見える
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ノスリ、2014年10月11日川島町
繁殖期やねぐら入り前でもないのにノスリは何故2羽でいるのだろう?
この場所には餌が潤沢にある証なのかもしれない
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オオタカ、2015年5月3日坂戸市
すぐ近くにハクセキレイがいる、何故オオタカは襲わないのか?
これはタカ観察の先生に聞いてみた
狩りの態勢に入っていないと、至近距離でも襲えないことをハクセキレイは知っているのだろうとの事

よく野鳥関係のブログやHPで、残念だ空抜けになってしまった、とか人工物とまりなのが残念、なんて書いてある
ぼくはそんなことは意に介さない、写真集を出す訳じゃなし、カレンダーを作るわけでもないのだから…
そんなに完璧を目指すなら種名くらいは正確に記載して欲しいなあ
そういうブログやHPって往々にして珍名が書いてある事がある、ミヤマホウジロとかユリカゴメとか

そろそろ秋の渡りのシーズン到来、今年も期待しよう

八月は空白月

今年の8月はタイに旅行にいったほかは、体調を崩したり、天気が悪かったりであまりフィールドに出られなかった
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カイツブリとイカルチドリ、8月6日川島町
同じ水鳥とはいえ、滅多に並んでいる事のない両種が接近、珍しいショットとなった

隣町の川島町ではちょっと嬉しい事があった
8/26川島町某所でウズラの囀りを聞いた、翌8/27早朝ねばりにねばってその姿を見る事ができた
ここで繁殖している可能性が高いと思われる(写真は撮れず)

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セッカ8月13日小畔川
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ノスリ8月13日小畔川
2羽のノスリがいた、上が♂下が♀と思われる
体自体の大きさや、体に対する頭部の比例的な大きさが大分違う
虹彩の色から2羽とも成鳥らしいのでペアなのかなあ、♂は次列風切の一枚が白い

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そんな訳で写真もほとんど撮っていないので、おまけで我が家のセリンちゃん
9月からまた頑張ろう
プロフィール

凸凹ダック

Author:凸凹ダック
埼玉、川越市を流れる小畔川のほとりに住んでいます
近所の身近な自然や、大好きな旅行、そこで出会った鳥や生き物を紹介したいと思います

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