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秋はモズ

先週、今シーズン初めてモズの高鳴きを聞いた

春の到来はヒバリの囀りからはじまりキジ、ホオジロ、シジュウカラ、セッカと身近な鳥たちが知らせてくれる
連休の頃にはオオヨシキリが来るし、カッコウやホトトギスを聞くともう春も終わりだなあと感じる
春には季節の移り変わりを知らせる鳥の声には事欠かない
ところが秋の到来を知らせる鳥の声はモズくらいしかない
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高鳴きするモズ、2016年9月17日小畔川
モズは一年中近所で見る事のできる実に身近な鳥だ
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モズ♂、2016年1月13日小畔川
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モズ♀、2015年2月17日小畔川
この声の印象が強いのか、周年生息しているのにモズには秋冬の鳥というイメージがある
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春のモズ、2016年4月3日小畔川
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初夏のモズ、2017年6月11日小畔川

春から夏にかけてはモズにしてやられるバードウォッチャーがしばしば現れる
僕も何度か騙された、モズは漢字で百舌鳥とも書く、物真似の名人(名鳥?)なのだ

以前丹沢のヤビツ峠近くで藪の中からサシバの声がした、何でこんな環境にいるのか?
しばらく耳を澄ませているとピックイー、ピックイー、ピッ○△%☆、変な声になってきた
やられた、と思った、モズの鳴きまねは長続きしなくて、すぐに馬脚を現してしまう憎めない鳥だ
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秋のモズ、2016年10月2日小畔川
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冬のモズ、2015年2月22日小畔川
やはりモズは秋冬に見る方がずっと趣がある
冬枯れの風景の中にいるモズには枯淡な味わいがあって実に日本人好みの風情なのだ
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古木鳴鵙図
宮本二天の代表作、枯れ枝の先で獲物を狙うモズの雄が思い切りのよい筆致で見事に描かれている
戦いに明け暮れた剣豪が、晩年にたどり着いた境地は凡人の僕には計り知る事ができないけど
モズの孤高の姿に自分を見たのかも知れない

モズは日本人には身近な鳥だけど、意外に分布の狭い種で極東の一部にしか生息していない
モズの仲間は同種内の変異や地域差が大きくて、その中でモズLanius bucephalusは変異が少ない種だ
アカモズとシマアカモズなどは同一種でも随分色が違うし、タカサゴモズに至ってはこれが同一種か?と思うほど違う
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タカサゴモズ、2015年1月22日フィリピン、ボホール島
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タカサゴモズ、2016年7月12日、ブータン、パロ

日本で見られるモズには気になる事がある
僕の学生時代には東京の郊外で夏には3種のモズを楽に見る事ができた
モズ、アカモズ、チゴモズだ、今や関東の平野部ではアカモズ、チゴモズは幻の鳥となってしまった
特にチゴモズなどは最近では珍鳥扱いだ、昔は多磨霊園に行くと必ず見る事が出来たのに
そういえばチゴモズ、もう30年以上も見ていない…
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Author:凸凹ダック
埼玉、川越市を流れる小畔川のほとりに住んでいます
近所の身近な自然や、大好きな旅行、そこで出会った鳥や生き物を紹介したいと思います

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