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眠れない夜と雨の日には

10月14,15の土日は雨の週末となった
出歩かないので運動不足のせいか夜半過ぎに目覚めてしまった、それから珍しく眠れない
そんな時には忘れかけていた昔の思い出がよみがえる
ふと思い立って書棚の奥から古い図鑑を出してみる
renmei28.jpg
42年前に買った野鳥の図鑑
当時まだ日本で野外で使用できる鳥の図鑑(フィールドガイド)はこれしか無かった
そのころのバードウォッチャーはほぼ100%この本をもっていたものだ
renmei29.jpg
中身はこんな感じ
今の感覚でいえば絵や記述に?の部分があるけど、当時は文章を暗記してしまうほど読み込んだものだ
この絵を描いていたのが高野伸二さんだった、昭和の野鳥観察の日本の第一人者だ
図版が少なくて、説明文と離れているのでちょっと使いづらい本だった
FG日本の野鳥28
その後に出たのが今でも現役のフィールドガイド日本の野鳥(画像は最新版)
この本は絵、文章ともに高野伸二さんによるもので、編集にあたったのはS先輩だった
FG日本の野鳥29
中身はこんな感じ
欧米のフィールドガイドのように分布図と説明が一緒に載って大変使いやすくなった
オオタカの部分は高野さんの絵のタッチがそのまま残っている
実は現在のこの本の図版はオリジナルから大分修正されていて、その作業に携わったのはT先輩なのだった
参考までに英国のフィールドガイドの代表コリンズのものを紹介すると
collinz28.jpg
collins29.jpg

高野伸二さんとは探鳥地各地でよくお会いした、鹿児島の出水で、愛知の汐川河口で、都内石神井公園でと
僕から見れば神様みたいな人なのだけど、お会いすればいつも声を掛けてくださり、気さくで実に優しい方だった
当時僕は都下の多摩市に住んでいて、高野さんは隣の日野市在住で家も近かった

そんなある冬、クロハゲワシが茨城県の北部に現れたというニュースが流れた
早速週末を待って車で見に行く事にした
どこから聞きつけたのか高野さんから電話が掛かってきて同行させてくれとの事、それは快諾に決まっている
神様と一緒に行ける!夢かと思った
クロハゲワシは無事に見る事が出来て、帰路ファミレスで夕食までご馳走になってしまった
130714mongolia28.jpg
クロハゲワシ。2013年7月14日モンゴル、ウランバートル近郊

あの日のことは僕の一生の思い出、大切な宝物となった
そんな高野伸二さんも平成の時代を待たずに他界されてしまった
ふと気が付くと僕も高野さんの亡くなった年齢をすでに過ぎた

夜中に一冊の図鑑を取り出した事から思いついてブログを書き始めたのだけど
途中念のために高野伸二さんについて調べてみた
信じがたい偶然を見つけた、命日10月15日とある、何と今日だ!
僕は超自然的な事は一切信じないのが信条なのだけど、少しだけその信念が揺らいだ
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埼玉、川越市を流れる小畔川のほとりに住んでいます
近所の身近な自然や、大好きな旅行、そこで出会った鳥や生き物を紹介したいと思います

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