沖縄旅行4

今回はこの沖縄旅行の核心部分、沖縄の一番ディープなエリアである「やんばる」だ
10月20日、21日両日の早朝にやんばるを訪れた
171020yanbaru11.jpg
ちょっと日本とは思えない風景、ここに固有種3種が生息する

今回共に旅をするH先輩はソロモン旅行に一緒に行ったS先輩の師匠にあたる、つまり僕は孫弟子なのだ
国際バードガイドとして仕事で世界中を飛び回っているので、国内で鳥を見る機会は少ない

今回21日にはH先輩の会社のガイドで現地在住のMさんが案内をして下さった
僕以外の二人はプロのバードガイドという事になる、何という贅沢な旅なのだろう!
171021yanbaru12.jpg
やんばるの山奥でノグチゲラを探す、ターゲットはこの右奥の枯れ枝に一瞬だけ現れた

僕が沖縄のやんばるを訪れるのは実に三回目
一回目は観光旅行、二回目は台風の直撃を受けた、つまりまともに観察した事がないのだ
それでも、アカヒゲ、ノグチゲラの二種は見ていた、今回の目標は残り一種ヤンバルクイナ
171020yanbaru14.jpg
ヤンバルクイナ
夜明けの林道でついにその姿を見つけた、路上で何かを食べている
カタツムリの類をよく捕えて食べるそうだ
171020yanbaru15.jpg
ヤンバルクイナの前途は多難だ、交通事故で命を落とすものが少なくないとの事

もう一つの要因は人により持ち込まれた天敵の存在
かつてハブ対策として東南アジアから持ち込まれたマングースが実際にはハブをほとんど食べずに、
ヤンバルクイナを襲うからだ、今更マングースを駆除しているけど根絶には程遠い

さらに沖縄の他の町に住む人間の中に、やんばるに車でネコを捨てに来る馬鹿者がいるそうだ
これがノラネコとなって、やはりヤンバルクイナを襲うと言う
無責任な一部の人間の行為により脅かされるヤンバルクイナ、なんとも心が痛む
171021yanbaru13.jpg
遠くの枝にカラスバトが飛んできてとまった、この鳥を見るのは実に38年ぶりだ
カラスバトは不思議な鳥で、日本では南西部の離島にしかいない
171021yanbaru16.jpg
アカヒゲ♂、実に品のある美しい鳥
アカヒゲはたくさんいた、10月も下旬というのに盛んに囀っている、ここではまだウグイスも囀っていて季節感がおかしくなる
アカヒゲの囀りは調子の変なコルリみたいで、いろいろなパターンで鳴く
171021yanbaru17.jpg
やんばるのアカヒゲは亜種ホントウアカヒゲ、奄美諸島などにいる亜種アカヒゲとは額が黒くなく脇腹の黒色部が不明朗な点が異なる

アカヒゲの学名はLuscinia komadoriこれに対してコマドリはLuscnia akahigeと逆になってしまっている
ベテランバーダーなら誰でも知っている話なのだけど、一度名付けてしまうと訂正は困難らしい

最近の遺伝子レベルの研究ではこの両種が極めて近縁である事があらためて分かってきたそうだ
屋久島など両種とも生息する地域では交雑しないのだろうか

今回のやんばる訪問ではヤンバルクイナ、アカヒゲ、ノグチゲラの3種とも見る事はできたのだけど
ノグチゲラだけは観察条件が悪くて鮮明に見る事が出来なかった、この季節、この天候ではしかたない
それでもヤンバルクイナが近くで見られて大満足、国内で初見の鳥を見たのは何年ぶりだろう
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

凸凹ダック

Author:凸凹ダック
埼玉、川越市を流れる小畔川のほとりに住んでいます
近所の身近な自然や、大好きな旅行、そこで出会った鳥や生き物を紹介したいと思います

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR