悲しいほどお天気 ヒバリ

川越はこの季節には珍しくずっと雨が降らない、花粉がいつまでたっても舞い上がる辛い春となった
空を見上げればヒバリが盛んに囀り飛翔をしている、今回はヒバリについて
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ヒバリ、2017年6月10日渡良瀬遊水地
僕は幼少時、都下の小金井市に住んでいて、春に東小金井駅の北口階段を降りるときヒバリがいつも囀っていた
ヒバリの囀りを空から聞くときに思い出す
この一帯は武蔵野台地上にあって水田が無く畑が広がっていてヒバリが多かった、北側はずばり西武線のひばりが丘の方まで
そこを創業の地とする事から名付けられたのが、夢庵、バーミアン、ガストなどを展開するすかいらーく
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2014年2月18日川島町
地上にいると、ヒバリはとても地味な鳥だ、ことさら冬は目立たない
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2015年4月19日渡良瀬
春になると突然目立ち始める、それで洋の東西をとわず人々はヒバリの囀りに春を感じるのだ
ヒバリを扱って広く人口に膾炙している英国の詩人ブラウニングの詩がある

時は春

日は朝(あした)

朝(あした)は七時

片岡に露みちて

揚雲雀(あげひばり)なのりいで

蝸牛(かたつむり)枝に這ひ

神、そらに知ろしめす

すべて世は事も無し

訳は泣く子も黙る上田敏だ、若い頃僕はこの詩に初めて接した時、なんて能天気な詩なんだろうと感じた
あまりにも現実肯定的で…今はそうでもないけど。

同じようにヒバリ主題のメンデルスゾーンの合唱曲
おおひばり~、高くまた~、誰でも一度は聞いた事のある曲
これに童謡ふるさとで有名な高野辰之による格調高い日本語の詩がつけられている

内容は、よく聞くとただ空にヒバリが囀っているよという事だけだ
あまりに素直に春の喜びを表現している直球、でも剛速球すぎて打てない…

日本人は春の喜びの中にも何故か憂いを感じてしまう

うらうらに照れる春日に雲雀上がり心悲しもひとりし思えば  大伴家持

僕にはヒバリの囀り始める時期が、花粉の飛散時期と重なるので、この頃はあまり聞きたくない声になった

日本ではヒバリは普通に見られるのは1種だけだ
これが中央アジアや北アフリカの乾燥地帯にいくと沢山の種が同じ場所で生活している
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囀り飛翔するヒメコウテンシ、2013年7月15日モンゴル
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コウテンシ、2013年7月15日モンゴル
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ハマヒバリ、何故かコチドリに似ている、2013年7月15日モンゴル

上の3種はほぼ同じ場所で同じ日に観察したもの
すべて日本でも記録がある種だけど、この3種すべてを日本国内で見ようとすれば容易な事ではない


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