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秋の夜、外来生物について少し考えた

このブログは今まで外来種=悪という単純なスタンスで書いてきた
最近ふと思うのは、本当にそうなの?という事
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ガビチョウ、2014年5月11日川越市小畔川
そもそも外来種とは何なのか、今までちゃんと考えた事が無かった
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ソウシチョウ、狭山市智光山公園、2012年12月29日
外来種とは、日本に本来生息していなくて、外国から人為的に持ち込まれた生物だと誰もが思っている
その通りなのだけど、ここに大切な要素が抜けている、それがいつ持ち込まれたかという事だ
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ハスのつぼみ、2011年7月3日行田市
ハスは帰化植物とされる、でも日本でのその起源ははっきりしない、古代蓮は縄文時代の種子からの発芽だ
このような人の歴史が記述される前から存在する植物を史前帰化植物と言って、身近な野草のかなりの部分を占めている
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シラコバト、2015年8月11日、川島町
ガビチョウ、ソウシチョウは外来種として目の敵にされる、でもシラコバトだって元々は外来種なのだ
背景の植物は良く知られた畑の雑草スベリヒユ、同じく史前帰化植物だ
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ヒガンバナ、2011年9月25日日高市
小畔川の秋を彩るヒガンバナだって元々は外来種だ、でもアレチウリのように駆除対象にはならない
一緒に写っているナガサキアゲハは最近まで当地には居なかった、これは自然分布が南日本から広がってきたため

人為的に持ち込まれれば外来種、自然分布が広がったものは違うと、でも分布が広がる温暖化を招いたのは誰?
同様にヒメアマツバメは、昔日本にはいなかった、でも外来種扱いされる事はない
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アカボシゴマダラ、2013年5月26日狭山市
中国から持ち込まれたこの蝶も最近近所でよく見る
でも一般的なモンシロチョウだって、実は奈良時代に大陸から侵入した外来種だ
でもモンシロチョウを、外来種だから根絶しようという話は聞いたことが無い
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飛ぶコブハクチョウ、2016年2月7日、茨城県仙波湖
古い時代に帰化して市民権を得たものは外来種扱いをされないなら、その線引きはどこなのか?
外来生物法では明治以降に侵入したものとされているらしい、そんな単純な線引きでよいのかなあ

この問題を考えていたら、アメリカ合衆国の最近の違法移民排斥の問題が思い浮かんだ
アメリカは元々移民の国、ごくわずかの先住民以外は全て移民の子孫たちだ

既存のアメリカ国民の先祖が、全て合法的に入国しているとは考えにくい
ふと、芥川龍之介の蜘蛛の糸を思い浮かべてしまった

ちょっと横道にそれたけど、外来種とは何なのか?実に難しい問題なのだ
小畔川の橋を渡るとよくコイが泳いでいるのが見える、彼らの先祖も実は大陸、でもほとんどの人はそう思ってはいない
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Author:凸凹ダック
埼玉、川越市を流れる小畔川のほとりに住んでいます
近所の身近な自然や、大好きな旅行、そこで出会った鳥や生き物を紹介したいと思います

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