モンゴルの野生馬

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モウコノウマ2012年5月4日多摩動物公園

以前欧米は動物を日本より細かく名づけると書いて、例として若いオス馬をCOLTと呼ぶ事を挙げた
他にはどんな呼び方があるの?調べてみると確かに年齢や性別でいくつも呼び分けていた

それらの中で気になったのがスタリオン(STALLION)だ、去勢されていないオス馬の呼び名
これは映画「ロッキー」の中でのロッキーバルボアのあだ名LTALIAN STALLION(イタリアの種馬)だ

映画といえば「キャノンボール2」でジャッキーチェンが乗っていた車も三菱スタリオンだった
カタカナで書くと全く同じだけど、こちらの車名はSTAR(星)とARIONとで作られた造語でまったく意味が違う
ギリシャ神話でペルセウスが乗っているのはご存知天馬ぺガスス
ではヘラクレスの愛馬は?これが名馬アレイオン、英語表記してARION、結局馬つながりか
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放牧中のウマ2012年8月16日モンゴル、ウランバートル郊外
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繋がれるウマ2012年8月15日モンゴル、ウギー湖

英語で馬の呼び名が多いといっても、純粋な遊牧民族のモンゴルではその何倍もある
馬は遊牧生活になくてはならない動物で、交通手段かつ肉を食べ、馬乳酒を作る
現地では最近の都会に住むモンゴル人の中には乗馬が出来ない奴がいると嘆いていた
日本に置き換えるなら、箸が使えない日本人がいるといったら近いかなあ

家畜のウマの先祖はターパンといってヨーロッパから中央アジアに広く分布していた野生馬
ラスコーやアルタミラの壁面に描かれていたウマだ、これは早々に絶滅してしまった

その後モンゴルで野生馬が発見された、これがモウコノウマ、でも乱獲によりこれも絶滅
幸いだったのは動物園などで飼育されていた個体群があった事、辛うじて種としての命脈は保たれた
ここから野生化させる試みが現在のモンゴルのホスタイという国立公園で行われている
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ホスタイ保護区のゲート2012年8月16日
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2012年8月16日ホスタイ保護区でイタリア人夫婦、ガイド、ドライバー総出で野生馬を探す

野生馬というとアメリカのマスタングを思い浮かべる人も多いだろう
第二次大戦の名戦闘機P51マスタングや車のフォードマスタングの名でも知られている
でもこれは家畜のウマが野生化したもので本当の野生馬ではない、日本の都井岬の岬馬も同じ
モウコノウマ2013年7月16日ホスタイ

和名のモウコノウマは少し紛らわしい名前で、ノは格助詞「の」でなく漢字で「野」
つまり蒙古の馬ではなくて蒙古野馬なのだ、現地名はタヒ、2012年2013年と続けてホスタイを訪れた
2012年は遠かったけど、2013年は近くでその姿が見られた、上空をイヌワシやヒマラヤハゲワシが舞うおまけも付いた
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モウコノウマ2013年7月16日ホスタイ
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日本のトキやコウノトリもそうだけど野生で絶滅してしまってから飼育個体を野生に戻すために苦労をしている
失って初めてその大切さが分かるのでは遅い、第二、第三のモウコノウマを出さないようにしなければ


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